<絵里香の自転車一人旅(1862km)>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


  <絵里香さんとの出会い>

     彼女とは、ロトルアのキャラバンパークで会いました。『サイクリストにとって、これほどキャンプ場

    も多く設備もいい国だから、あと一年ぐらいしたらきっと、日本人女性一人のサイクリストが現れて

    来るだろう』と思いつつ、夕食でも食べに行こうとテントを出たその時、何と彼女が目の前に・・・・

    驚きました!・・・それも“生まれて初めてのサイクリング”だと・・この現実があまりにも信じられず

    この日私は、一睡もできませんでした。

     すごいと思いました。冒険心のある若者(特に男性)が、めっきり少なくなってきているこの頃、

    こんなに細い体で、こんなにたくましく頑張っている女性がいるなんて・・・僕は心が熱くなりました。

     君のその“強い勇気と実行力”は、本当にすごいと思います。誰彼も真似できるものではありません。

    これから先、きっと君のこの強い勇気に刺激を受けて、自転車で旅立つ若者が現れることと思います。

    この旅での感動をいつまでも大切にして、これからも強くたくましく生きていってほしいです。

    お互い頑張りましょう!

 

    (以下、旅先から彼女が私にくれた手紙をご紹介します)

      ・NZお疲れさまでした。私は5月27日にウェリントンに着きました。 

       あれから、ハミルトンから自転車でウェリントンまで来ました。雨ばかりで大変だった。

       その分、出会いがたくさんありました。私はNZの人々、出会った人々のおかげで無事に

       着くことが出来ました。自転車は本当に楽しかった。自分を信じ、自分とうまく付き合えた

       から、成功できた気がします。自転車をやって分かったことは、世の中良い人の方が多い。

       そして、笑顔の大切さ。何度笑顔にすくわれたか・・・。辛い時こそ笑顔で乗り越える。

       いつの間にか、辛さが楽しさに変わる。辛い事した分だけ良い事がある。だから続けられた。

       そして、弦巻さんとの出会いが私の自転車生活の最大のご褒美でした。弦巻さんと気持ちが

       伝わって話せたのは、自転車をやっていたからこそ同じ気持ちになれました。自分を信じて

       良かった。

        そしてこの間、KIWIの人に財布を盗まれた事を伝えたら、なんとお金をくれようとした。

       もちろん、いただかなかった。でも、その気持ちだけはいただいた。数時間会っただけなのに、

       私は嬉しかった。マオリのおばさんは写真をくれて、その裏に電話とアドレスを記入してくれた。

       NZにいる間、あなたは困ったことがあったら、すぐに電話しなさい。助けるからって。

       自転車での出会いは、涙なしでは語れません。

        1号線クリアーできた。ウェリントンに行くまで4人に道を尋ねた。まるで、オークランドの

       初日の様だった。初心忘れたらいけないなあ〜と思った。1号線で工事の人が一緒に途中まで

       走ってくれた。そのおかげで楽しく1号線を走ることができた。

        そして、自然の力強さ。本当に強い。絶対にかなわない。風が一番強い。自転車はまるで、

       人生の様に思える。辛い事、乗り越えると必ずいい事がある。そして、諦めない。そうすれば

       乗り越えられる。自転車に乗っている時、私はいろんな事を考えたり、自分と相談している。

       その空間を忘れず、生きていきたいです。

        私と出会い助けてくれた人々に本当に感謝している。その気持ちを忘れない。

       そしてみなさん、すてきな笑顔をありがとう。“花咲く旅路”になりました。

 

 

      ※帰国後、彼女に旅についてインタビューしました。その内容については、こちら

 

 

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